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WEBサイトの離脱率を徹底的に下げる! ポップアップを使った離脱防止テクニックとは?

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ポップアップとは、WEBサイトを訪れたユーザーの行動をきっかけとして、画面に表示される小さなウインドウです。訪問者が離れるタイミングを見計らって、離脱防止用ポップアップを見せれば、離脱率の改善に役立てることが可能です。近年ではWEBサイトの需要が高まっており、ポップアップを検討している企業や個人が多くなってきています。

この記事ではポップアップが離脱防止につながる理由や具体例、ポップアップツールの選び方を解説します。自社のWEBサイトやLPの離脱率が高く、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

離脱率とは?

離脱率とは、WEBページの全PV(ページビュー)のうち、コンバージョン(目的とする行動への誘導)に至らずそのWEBサイトを離れたユーザーの割合のことを表します。
ユーザーが閲覧したWEBページの数は関係なく、対象のWEBページを最後にそのWEBサイトを離れたユーザーをカウントします。離脱率の高いWEBページは、ユーザーが離れる起点となってしまっている可能性があります。

離脱率は「WEBページAの離脱数 ÷ PV数」で測定可能です。例えばある月のPV数が100で離脱数が50の場合は、50÷100=50%と判定します。

WEBサイトのパフォーマンスを測る際は、離脱率の数値が高いからといって「悪い状態だ」といえるような、画一的な判断はできません。会社情報やお知らせのように、単なる情報提供が狙いのWEBページであれば、離脱率が高くても問題ないでしょう。しかし他のWEBページに遷移させる意図があるWEBページの離脱率が悪く、コンバージョン率が目的を下回っているようなときは、改善が必要かもしれません。

WEBサイトの離脱率を下げるにはポップアップの活用がおすすめ!

WEBサイトの離脱率を下げたいときは、ポップアップの導入が効果的です。興味を失いかけたユーザーの関心をつなぎとめられれば、回遊率の向上やコンバージョン率の向上につなげられます。

ここでは、ポップアップの仕組みや、ポップアップがWEBサイトのパフォーマンスに及ぼす効果を紹介します。

ポップアップの仕組み

ポップアップは、指定したWEBページをブラウザで読み込む際に記述されたスクリプトによって動作し、条件を満たすと表示されます。ユーザーのスクロールによって事前に設定した表示領域に達したときや、ユーザーがWEBページを閲覧した秒数が設定済みの時間を超えたときなど、表示するタイミングは柔軟にコントロール可能です。スマートフォンの場合は、タブの移動や前の画面へ戻るボタンを押したかどうかなどを検知します。これにより、WEBサイトの訪問者がWEBページを離れる頃合いを見計らってポップアップを表示させられるのです。

さらには、ポップアップを表示するユーザー層も限定できます。新規ユーザーとリピーターの区別ができる他、ユーザーが当該WEBサイトへ訪問する前に閲覧した他のWEBサイトやSNS、デバイスの使用言語、使用デバイスなどによって表示対象の調整が可能です。

一般的なターゲティングの条件として、Flipdeskで設定できる項目を挙げると、以下のようなものがあります。

  • すべての訪問者
  • 訪問開始ページ
  • 訪問回数
  • スクロール位置
  • 閲覧ページ数
  • 表示回数制限
  • Cookie
  • 除外ページ
  • イベントタグ
  • サイト滞在時間
  • ページ滞在時間
  • 閲覧中ページ
  • 閲覧時刻
  • 参照元ページ
  • 開封済みページ
  • 離脱防止
  • DOM要素
  • 閲覧済みシナリオ
  • チャットボットタグ
  • カート内の商品
  • カート内の合計金額
  • コンバージョン回数
  • 直近のコンバージョン
  • 購入金額
  • 購入済み商品
  • メルマガ会員有無
  • 性別
  • 年齢
  • 保有ポイント数
  • 会員登録日
  • 会員ランク
  • 過去の利用状況

ユーザーの行動を変えるには、このくらい幅広い項目の中から必要な条件を絞り込むことが必要です。

ポップアップが影響するその他の指標

ポップアップは離脱率の改善につながる他、直帰率の低減やリードの獲得、売上の向上にも寄与します。直帰率とは、ユーザーが閲覧した最初のWEBページで離脱した割合のことです。例えば一つのWEBページしか閲覧せずにWEBサイトを離れた直帰ユーザーが多いときでも、ニーズや期待に応える広告を打ち出せば、他のWEBページへの回遊を促せます。

回遊率が上がれば、WEBサイト内のさまざまな仕掛けを実行に移せるため、製品やサービスの宣伝・普及に効果が見込めるでしょう。良質なコンテンツをユーザーに読了させてリードの獲得につなげたり、ユーザーをコンバージョン用のWEBページに遷移させて売上を拡大したりといった手法で、事業拡大を狙えます。

このようにポップアップは複数の指標に関連する存在のため、実装と分析を繰り返して有効活用できればWEBサイトのパフォーマンスを上げ、マーケティングの効果を最大化させることが可能です。

ポップアップが離脱防止につながる理由

ポップアップが離脱防止につながるのは、離脱につながるユーザーの不満を解消し、興味を喚起できる魅力的な訴求をベストなタイミングで行えるからです。ユーザー視点では、画面の一部エリアに新しいウインドウが突如現れるため、特段意識しなくても目を引きつけられます。

例えば商品の価格の高さに悩み「もっと安く購入できる方法はないか」と思っているユーザーに対し、割引キャンペーンのポップアップを表示すれば、諦めそうになっていた心をつなぎとめて購入を促すことが可能です。店頭でスタッフが顧客の表情から気持ちをくみ取って対応するのと同じように、ポップアップは訪問ユーザーの心理状況に応じて表示させられます。

離脱防止に適したポップアップの要素

過剰なポップアップはユーザーから不快に思われる危険もあり、むやみに実装しても効果が出ない場合も珍しくありません。ユーザーの興味を引き付け、狙い通りの成果を挙げるには表示内容にまで気を配る必要があります。

原則として、一人ひとりのユーザーに適した情報を、正しく伝えるコミュニケーションを実施することが大切です。またポップアップは少なからず企業やサービスのイメージにつながるので、トーン&マナーを合わせ、一貫性を持たせることも意識してください。

このことを踏まえた上で、離脱率の低下をもたらす効果的なポップアップの作り方を確認しておきましょう。

インパクトのあるキャッチコピー

ポップアップには、シンプルで読みやすいながら、ユーザーの感情に刺さるインパクトのあるキャッチコピーを付けることが重要です。訪問者の悩みや課題を解決に導くために有益なサービスだと伝えることを大切にしつつ、想定されるニーズに合った文言で興味を喚起しましょう。

内容に合った画像

一目でユーザーの興味を引くためには、画像の選定が重要です。ただしターゲットや商材に合致したものでなければ効果は半減するため、テイストや被写体にまで細かく注意を払いましょう。

離脱率を下げるにはユーザーの注意を引く必要がありますが、派手過ぎて訴求したい商材の特徴が伝わらないようなポップアップでは、思うような効果は出ないでしょう。奇をてらった画像を使うのではなく、ターゲット層の興味を抱きやすい視覚的な要素を考えた上で選定するのがポイントです。

すっきりとした分かりやすいデザイン

ポップアップは全体的に、色みやオブジェクトが混ざった複雑なデザインではなく、すっきりした分かりやすいものが好まれる傾向にあります。商材の特徴や魅力を一目で伝えるためには、欲張らず必要最低限の要素に絞ると良いでしょう。

なおポップアップはモバイルデバイスでそのまま縮尺表示すると、文字や画像が小さくなり過ぎて見えにくくなる恐れがあります。パソコンとスマートフォンの双方で閲覧する環境を想定し、画面の表示領域がコンパクトな状態でも全体のデザインや文字がくっきりと見えるよう、表示の調整が必要です。

明確なCTA

CTA(購入や申し込みなど次の行動につながるボタン)は設置場所が分かるように目立たせ、クリックしたいと思わせる動機付けに適した明確なフレーズを含めましょう。ユーザーがボタンの存在に気づかず、何もせずにそのWEBサイトを離れてしまえば、ポップアップを実装した意味がありません。

ヒートマップを活用して、WEBページ内でユーザーのクリック数が集中する領域を特定し、適切なCTAの設置個所を見極める方法も有効です。

クリックにつなげるにはボタン内の文言も重要です。例えば「クーポンを発行する」と記載し、ポップアップにクーポンの形状を模したデザインを取り入れると、ユーザーは自発的に割引券を発行する感覚を抱きます。直接購入を促すCTAとは一線を画す特別感を醸成でき、効果的です。

ポップアップを使った離脱防止テクニック3選

ポップアップの離脱防止効果は、アイデア次第でさらに高めることが可能です。反対にいえば、単にポップアップを出すだけでは十分な効果を得られません。設置個所を工夫してユーザビリティーの向上を狙う他、一人ひとりのニーズに合わせた表示内容の適正化が求められます。ここでは、誰でも実践できる即効性が高い離脱防止テクニックを紹介します。

離脱が懸念されるWEBページに設置する

離脱防止を目的としたポップアップは、離脱率が高いWEBページや、LPやECサイトの商品WEBページのように直接コンバージョンにつながる場所に設置すると効果的です。売上や利益を大きく左右するため、ポップアップの設置個所は非常に重要です。

商品の宣伝が目的のWEBページではなくても、離脱率の高いWEBページのパフォーマンスを改善し回遊率を上げられれば、間接的な利益の増大につながります。

ユーザーの動線や使い勝手を考慮する

ユーザーがコンテンツを読んでいる途中で、画面全体を覆う程の大きなポップアップが表示され何も見えなくなってしまったら、UX(顧客体験)の評価はどうなるでしょうか?

こういったポップアップはユーザーにとって、WEBサイトの閲覧を阻害する邪魔な存在になりかねません。そのため導線やユーザーの使い勝手を考慮して、表示のタイミングや表示範囲を調整するのがポイントです。

離脱防止が目的のポップアップであれば、一般的には、ブラウザのバックボタンを押したときに出てくるように設定しておくと効果的です。

ユーザーの離脱理由を解決する内容にする

ユーザーがWEBサイトから離脱する際は、その行動の裏に何らかの不満や疑念が隠されている場合があります。無目的な回遊の場合も考えられますが、ポップアップによって離脱率を改善したいならば、WEBサイトを離れた理由を把握してユーザーを説得できる内容を表示しないといけません。

例えばECサイトを訪れたユーザーが高い送料に懸念を抱いていた場合、送料無料キャンペーンの案内をポップアップで表示させると、離脱防止の効果が見込めるはずです。一方で、ユーザーの興味や関心が薄い商品の割引に関するポップアップを出しても、クリック/タップしてもらえる可能性は低いといえます。

離脱防止に効果的なポップアップを設置するには、顧客情報をしっかりと収集し、離脱した理由を客観的に特定する必要があります。

ポップアップの効果をさらに高めるにはA/Bテストが有効

これまで解説してきた通り、ユーザーの心理を捉えたキャッチコピーやデザインを取り入れれば、ポップアップによる一定の効果が期待できます。

とはいえ、人の興味や関心は常に移り変わるものです。同じ広告を表示し続けていては顧客を取りこぼす可能性があり、WEBサイトのポテンシャルを最大限に発揮しているとはいえません。

ポップアップの表示内容を継続的に最適化するには、複数のパターンを比べるA/Bテストの実施が有効です。例えば複数のカラーを取り入れた賑やかなデザインと、テキストが際立つ簡素なデザインを交互に表示し、どちらの方が効果が高いのかを判別する方法などがあるでしょう。

現状より高いコンバージョン率が見込めるポップアップがあれば、表示内容を変更し、最適化を図りましょう。この繰り返しでA/Bテストを実施し続けることで、高いパフォーマンスを維持できます。

離脱防止ポップアップの具体例

離脱防止ポップアップの代表的な使い方には以下のようなものが挙げられます。

  • 割引クーポンの提供
  • 送料無料キャンペーンの案内
  • カゴ落ち防止のためのアラート表示
  • SNSフォローの促進

一つずつ具体的な使用方法をチェックしましょう。

割引クーポンの提供

離脱防止ポップアップの有効な使い方の一つが、割引クーポンの告知です。商品価格や送料の高さが不安で購入に踏み切れないユーザーの背中を押す、売上アップに直結する使い方です。例えば、個人情報を入力した後「送信」ボタンを押すとクーポンが発行されるような形式が考えられます。

ポップアップにフォームを設置し、ユーザーの情報を収集できるようにすれば、リードの獲得にも役立ちます。離脱防止に加えて、顧客リストの作成もしたい場合におすすめです。

送料無料キャンペーンの案内

送料無料キャンペーンの実施を伝えるポップアップも効果的です。リモートワークの普及に伴い、オンラインショッピングのニーズは高まりました。実店舗の買い物との大きな相違点である送料の負担を軽減できれば、売上アップにつながるでしょう。

「〇〇円以上の買い物で送料無料」などとアナウンスするポップアップを出せば、まとめ買いのニーズを触発し、顧客一人当たりの購入金額を高める成果も想定されます。

カゴ落ち防止のためのアラート表示

ユーザーが商品をカートに入れた状態でECサイトを離れる行為を、カゴ落ちと呼びます。買い忘れを確認するアラートとしてポップアップを取り入れれば、購入まであと一歩のところで離脱していたユーザーの取りこぼしを防ぐことが可能です。

カゴ落ちしたユーザーは、ECサイトの商品ページを閲覧した後にカートに入れている状態のため、ある程度の購入の意思はあると想定できます。支払い用のクレジットカードを準備していなかった、送料を含めた総額の支払い額が高いと感じたなど、購入の直前で問題意識を抱いたからこそ、そのECサイトを離れてしまったのでしょう。

そのため、カゴ落ち状態のユーザーが再度訪問したときにカート内の商品を知らせるようなポップアップを表示すれば、購入率を上げられるかもしれません。

SNSフォローの促進

SNSアカウントのフォローを促すポップアップの導入も有効です。具体的な施策には、LINEのお友達登録や、Instagramのフォロワーになることで入手できる割引クーポンの発行などが挙げられます。デスクトップの場合は二次元コード、スマートフォンの場合は公式アカウントへのリンクボタンというように、ユーザーの閲覧環境に応じて表示内容を変えると、よりスムーズにフォロワーを獲得できるでしょう。

特典を目的としてアカウントをフォローしたユーザーでも、面白くて役に立つコンテンツが発信されていると認識してもらえれば、ファンとなってくれる可能性があります。ポップアップによるSNSフォローの促進は、リードの獲得や優良顧客の育成にもつながる効果的な施策です。

自社に合ったポップアップツールを選ぶ際のポイント

技術力や工数の問題でポップアップの実装が難しいときは、初心者でも手軽に扱えるポップアップツールの活用が適しています。

ポップアップツールとは、ユーザーごとに適切なタイミングで、状況に応じたポップアップを表示できる機能です。自分でコードを書かなくても、WEBページ内のスクリプトにタグを設置するなどの簡単な操作で、ブラウザに読み込まれたときに特定の機能が動作するよう設定できます。

手動での作業をなくして工数を削減しつつ、知識や経験が足りない担当者の運用でも成果を挙げられる便利な存在です。

数あるポップアップツールのうち、自社に適したツールを選ぶためのポイントを紹介します。

十分な機能を持っているか

ポップアップツールを導入する際は、自社の課題を解決できる機能を備えているかどうかの、確認が必要です。

ポップアップの表示設定や効果測定などの基本機能であれば、ツールの種類を問わず利用できるかもしれません。しかし、予約配信や表示回数の制限、レポート機能の内容などは、サービスによってばらつきがあります。ポップアップツールに求める機能を明らかにした上で、要望をかなえられるツールを見つけましょう。

一人ひとりに応じたコミュニケーションが課題の企業であれば、データ解析やパーソナライズ化したWEB接客が可能なサービスが適しています。

自社のデータとの連携がしやすいか

ポップアップツールの大きな魅力は、自社に蓄積した情報を活用して、WEBマーケティングに生かせる点です。社内システムの改修なくしてシームレスに連携できる機能が備わっていれば、精度が高い提案や表示内容の調整が実現します。

また社内のビッグデータを活用すれば、顧客の属性に応じた詳細な顧客シナリオの実装が可能です。タッチポイントの数を増やしたいときにも、各種SNSと連携して、人員を割かずして多数のチャネルで顧客と関わりを持てることも利点です。

サポートは充実しているか

ひと通り機能を使いこなすまでのオンボーディングにとどまらず、運用の過程で生じた疑問にもアドバイスを受けられるサポート機能が充実したサービスを選びましょう。

特にマーケティングの専門人材が社内に存在せず、リソースが足りない企業にとって、サポートの充実度は重要です。運用サポートや専任コンサルタントがいるサービスを選択するのも一つの手です。

まとめ

ポップアップはWEBサイトの離脱率を改善し、回遊率やコンバージョン率の向上、売上アップを実現できる便利な機能です。ゼロからLPやECサイトの成果の最大化を目指すなら、知識や経験がなくても適切な配信内容の調整ができる、ポップアップツールの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

FlipdeskはWEBサイトを訪問したユーザーの行動を可視化し、購買情報を駆使してパーソナライズした対応を行うWEB接客ツールです。ユーザー一人ひとりの興味・関心を把握し、顧客満足度の向上によって、売上や広告のパフォーマンスの最大化につなげます。

WEBサイトやLPの離脱率の高さに不満を抱いている方や、WEBマーケティングがうまくいかないとお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。

     

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