株式会社アップガレージグループ
2024.2.21
タイヤの購入や取付予約が行えるサイト「タイヤ流通センター」。以前は高額なMAツールを導入していたそうですが、実際に使う機能は限られており、コストと見合っていない点が課題でした。
Flipdeskに切り替えたことで、運用コストは大幅に削減。以前なら数日かかっていた作業が10分で完了するようになり、CV向上の効果も出ているとのことです。
そんな同サイトのFlipdesk導入に至った経緯と効果について、運営会社である株式会社アップガレージグループ マーケティング部の勝本 裕也様にお話を伺いました。
―タイヤ流通センターについてご紹介をお願いします。
勝本:タイヤ流通センターは、中古のカー用品やバイク用品の買取・販売を行うアップガレージグループが運営するタイヤ交換サービスサイトです。サイト上でタイヤの購入とお近くの店舗検索、取り付け予約などが可能です。タイヤは松竹梅のように3つの価格帯を用意しておりますので、お客様のご予算に合わせて選んでいただけます。タイヤの知識がなくても安心してご利用いただけるのが特徴です。
―2022年2月よりFlipdeskをご導入いただいています。導入のきっかけは何だったのでしょうか。
勝本:もともと別のMAツールを使っていたのですが、そのツールは多機能ゆえに利用料がかなり高額でした。正直、私も使いこなせているとはいえず、かといって専任の担当を置くこともできない状況があり、別のツールへの切り替えを検討していました。
弊社が実施したかったのは「お客様の属性に合わせた情報の出し分け」で、以前使っていたMAツールでもその機能しか使っていませんでした。それならばその機能に特化して、もう少し価格を抑えられるツールを導入したいと考えFlipdeskを導入しました。
―Flipdeskを導入する際、比較した他社サービスはありましたか。また、Flipdeskを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか。
勝本:いくつか比較検討はしましたが、コストと機能のバランスを考えてFlipdeskを選びました。特に導入コストの安さは大きな魅力でしたね。そもそも価格が原因でツールの切り替えを検討したので、価格は譲れない条件でした。実際に触ってみると、使い勝手もよかったです。UIが視覚的に見やすく操作も簡単ですし、「こうしたい」と思ったことが直感的にできる印象です。現在は新卒のチームメンバーがメインで運用していますが、特に私から説明することもなく使えています。それくらいFlipdeskはシンプルで使いやすいのだと思います。その意味で、属人化しない点もメリットですね。以前のMAツールは私しか使える人がいなくて、引き継ぎも大変でしたから。
とはいえ、導入当初はやはり多少わからないところも出てきます。たとえば意図しないページにポップアップが出てしまった、とか。そんなとき助けられたのがFlipdeskのサポートです。先ほどのポップアップの例でいえば「除外設定」があることを教えていただき、迅速に対応できました。その他にも担当者の方にたくさんの質問をしたのですが、レスポンスもとても早く、明確な回答をいただけました。
―Flipdeskを導入した効果について教えてください。
勝本:まず、お知らせを出すまでのスピードが圧倒的に早くなったことです。Flipdesk導入前は、バナー等でお知らせを出そうと思うと弊社内の開発チームとやりとりする必要がありました。工数管理ツールで起案して、期日を設定して、開発に依頼するという手順を踏む必要があり、数日はかかっていました。一方、Flipdeskであればタグマネージャーでタグを埋め込むだけですから、10分もあれば作業が完了します。これは非常に助かりましたね。
というのも、タイヤ交換の需要は天候によっても変わるので、できるだけ早く案内を出したいことも多いからです。たとえば雪が降り始めたなら、できるだけ早くバナーを出してスタッドレスタイヤを販促したいですよね。そこで数日はかけられません。
また、Flipdesk経由でのCVも増えています。タイヤ流通センターのサイト内にはコラムページがあるのですが、以前はそのコラム内にキャンペーン情報などを出す機能がなかったのです。せいぜい、文末にサービスサイトへのリンクを張っておくくらいしかできていませんでした。そのため、せっかく検索でコラムページに来てくれたのにCVにつなげられなかったのです。
Flipdeskを導入したことで、コラムページにバナーでキャンペーン情報を出せるようになり、コラムからのCVが5〜10倍と大きく増えました。
―バナーを使ってどんな情報を出しているのかなど、Flipdeskの活用法について教えてください。
勝本:たとえば、口コミを投稿していただいたお客様にAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンを定期的に行っているので、そのお知らせをトップページに出しています。バナーで案内を出したことで、この施策の効果はかなり高まった印象です。
弊社が運営している別サイトでもFlipdeskを活用しています。たとえば、弊社はフランチャイズ展開をしているのですが、その各店舗で展開するキャンペーンのお知らせの表示に活用しています。法人様や店舗によってそのとき打ち出したいキャンペーンが異なるため、情報を出し分ける必要があるのですが、そんなときにFlipdeskはとても便利ですね。店舗からの要望に対応するスピードも上がったと感じています。
―今後、Flipdeskの活用について構想はありますか。
勝本:今後も現在の使い方を続けつつ、会員情報連携の機能を活用するなどして、もう少しお客様情報に対してチューニングした情報の出し分けも行っていきたいと考えています。タイヤ流通センター以外のアップガレージグループのサイトでも導入を検討したいですね。
その他の導入事例インタビュー