ライオン株式会社
2018.10.31
「Flipdesk」は、サイト上で実店舗のような接客体験を提供する接客プラットフォームです。サイトに埋め込んだタグによって訪問者の行動を自動で解析し、状況に応じてクーポン発行やキャンペーン告知、チャットサポートなどの最適な接客を行うことで、購買率の向上や会員登録の促進、離脱率の低減などに貢献します。
今回は、創業以来「愛の精神の実践」を社是とし、120年以上にわたって日々の暮らしに役立つ優良な製品・サービスを提供する、ライオン株式会社様を訪問しました。製品情報を中心に紹介する同社のコーポレートサイトでは、2017年の9月よりFlipdeskを導入、活用いただいています。
ライオン株式会社の穂積康友様に、Flipdesk導入の理由や、具体的な施策についてお聞きしました。
—いつもご利用いただきありがとうございます。まずは、Flipdesk導入のきっかけを教えてください。
コーポレートサイト内の回遊率アップの施策を検討している中で、ウェブ接客ツールが活用できるのではないかと考えていました。
また、サイト来訪者に対する「おもてなし」も重視しており、そのどちらも実現できるツールであるFlipdeskの導入に至りました。
—Flipdeskのどのような部分が導入の決め手になりましたか?
管理画面の使い勝手が良さそうで、費用面も魅力的でした。また、運用サポートプランが設けられていた点も決め手となりました。導入初期の労力を軽減したいと考える企業は多いと思うので、運用サポート体制が用意されているのは、Flipdeskの大きなメリットだと思います。
—「運用サポート」を利用されてみていかがでしたか?
導入が決まってから配信まで担当コンサルタントと施策の方向性などの打ち合わせを重ね、骨組みをしっかり作っていただいたので、その後のシナリオの追加や修正はスムーズに進めることができています。
—導入に際して、何かお困りのことはありましたか?
ウェブ接客ツールというと、主にECサイトで導入されるシーンが多いかと思います。コーポレートサイトへの導入はそもそも必要なのか?という意見は、当時社内でも挙がっていました。
—確かにFlipdeskとしても、コーポレートサイトへの導入はかなりレアなケースでした。
導入事例が少ないとはいえ、弊社と同じように回遊性に対する課題を抱えているコーポレートサイト運営担当者は多いと思います。一般的に、コーポレートサイトの集客にはある程度の限界があると思うのですが、そういった状況でサイトの回遊率アップを目指すために、サイト内に訪問したユーザーをユーザーの状態に応じてFlipdeskでページへと誘導するのはとても有効な施策だと思いますね。
—実施している施策についてお伺いできますか?
閲覧ボリュームが大きいページから、こちらが閲覧を促したいページへと誘導するシナリオをメインで展開しています。
サイトに流入してきたユーザーに、いかに流入目的プラスαの情報を認知していただくかを意識しています。
—Flipdeskではボタン表示も自由に設定できますが、ボタン設定で意識していることはありますか?
ECサイトでは、積極的にバナーやポップアップで接客を行うことが多いと思いますが、弊社の場合、ページへの案内をしつつもブランドイメージを守りたいという想いがあります。そのため、あえてボタン表示のタイミングを少し遅らせて、控えめな誘導を意識しています。コーポレートサイトにはコーポレートサイトならではのFlipdeskの活用法があると思いますね。
また、今でこそボタンはブランドカラーに定着しましたが、「反対色を使って目立たせる方が効果的なのか?」といった試行錯誤をくり返した時期もあったんです。
担当コンサルタントに「ユーザーにより親しみを持っていただくために、テキストのみではなく画像も入れてみては?」とアドバイスをいただいたことで、ボタンにはブランドカラーの緑を用い、ブランドキャラクターの「ライオンちゃん」のイラストも使用する今の形に定着しました。
ほかにも、テキストのABテストを実施して、お客様により伝わりやすい・親しみを持ちやすい言葉にカスタマイズしていきました。
—ブランドイメージを損なわないことを前提としつつ、統一感を出せるようご提案させていただきました。
—最後に、今後Flipdeskに期待していることがあれば教えてください。
Flipdeskを導入してから、サイト内の回遊率は着実に伸びています。
これからも導入当初に作った骨組みを基盤に、しっかりと成果を伸ばしていきたいですね。
一方、そちらで成果は積み上げつつも、FlipdeskがこれまでECサイトなどで蓄積してきたノウハウの中には、コーポレートサイトに応用できる施策も多いと思うので、それらをぜひ積極的に取り入れていきたいです。
—ありがとうございます。今後も御社にあったご提案やサポートをしていけるよう努めてまいります。本日はお時間を頂き、ありがとうございました。
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